【仕訳】minne売上 – 月末締め・月2回の仕訳でハンドメイド作家の確定申告もOK！

今回はminneの売上計上方法です。

minneの売上を仕訳帳に記帳するときどうしていますか？

• 発送した日に都度売上として計上している方（実現主義）
• 口座入金時に売上と計上している方（期中現金主義）

上記のやり方の方が多いのではないでしょうか？

①だと、月80件ほど発送しているおはぎには、とてもじゃないが時間が足りない…
②だと確定申告は通るが、期中だけでも現金主義を使うのは正しい方法とは言えません。

MFクラウドでの実際の仕訳登録のやり方は↓↓をチェック！

大事なこと

仕訳方法の前に確定申告・仕訳において、1番 大事なこと をお伝えいたします！

同一の取引を仕訳する際、必ず毎回同じ仕訳方法で処理をする

「今月は売上件数少ないから都度売上入力するか～」
これは絶対にダメです！

一度このやり方ですると決めたら毎月同じ方法で仕訳しましょう

まだ取引件数が多くない作家初心者さんも、今後増やしていきたいのであれば、
今のうちから今回紹介する月末締めの計上方法を取り入れてみてください^^

そもそも実現主義ってなに？

どの時点で収益・費用を計上するかを決める会計の基準として

• 発生主義
• 現金主義
• 実現主義

3種類の基準があります

簿記が分からない人には何のこっちゃ、ですよね^^;
全て理解する必要はないので、これだけは覚えましょう！

収益 は 実現主義
（取引後、現金や売掛を受け取ったタイミング）

経費 は 発生主義
（金銭のやり取り関係なく、取引が開始したタイミング）

基本的に現金主義は使わないと思って大丈夫です。

minnneでいうと

• 実現主義は発送通知を送ったタイミングもしくは月末締め日の売上確定のタイミング
• 発生主義は注文が入ったタイミング

今回は収益（売上）なので実現主義のタイミングかつ
売上金（振込額）が確定となる月末締め日のタイミングで売上計上していきます！

仕訳

分かりやすいように、おはぎの9月の売上を例に使います。

9月売上(10/31振込)
売上：102,480円
販売手数料：10,772円
振込手数料：220円
立替送料：3,128円
入金予定額：88,360円

 売上金額を確認しよう

minneスマホアプリの売上確認画面

もしくは

minneブラウザメニュー「売上確認」→「入金を確認する」

↓

 月末売上集計

売上金額を確認したら早速仕訳です。

借方科目	金額	貸方科目	金額
売掛金	88,580	売上	102,480
支払手数料（販売手数料）	10,772
荷造運賃	3,128

ポイント

• 売掛金 ＝ 売上‐支払手数料‐荷造運賃 ＝ 入金予定額＋220円
• 販売手数料・荷造運賃：発生主義に基づき売上月に計上
• 立替送料：荷造運賃など送料として使用する科目を使用する

 入金時

借方科目	金額	貸方科目	金額
普通預金	88,360	売掛金	88,580
支払手数料（振込手数料）	220

ポイント

• 売掛金 ＝ 売上‐販売手数料‐荷造運賃 ＝ 入金予定額＋220円
• 普通預金：実際に振込のあった金額
• 振込手数料：入金にかかる費用なので入金時に計上

摘要欄に「minne9月分売上」など何月の売掛なのか分かるように記載しておきましょう

 minnne売上管理表を保管する

都度売上として計上していないので、必ず売上の詳細が分かる証拠をデータなどで保管しておきましょう。

自分で売上管理表などを作成している方はそれを使用しても大丈夫です。
minneより月間の注文一覧をダウンロードするのもOKです。

minneブラウザメニュー　→　売れたもの　→　注文状況の右下「注文一覧データダウンロードはこちら」　

注文一覧データダウンロードより売上月を選択しダウンロード

まとめ

• 月末締め日に 売掛 / 売上
• 翌月入金時に 預金 / 売掛 　
• 月間の売上明細をミンネよりDLして保管
• 手数料や送料はそれぞれ発生主義に基づき計上

月に2回の計上だと、事務作業時間も節約できより制作に集中できます！
何より、仕訳件数がぐっと減るので
確定申告時の確認作業も スムーズ に行えます。

おはぎはマネーフォワードクラウドを使用し確定申告を行っております。
実際の入力方法などは別記事にて紹介します。